新潟県立新発田病院

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部門のご案内

放射線科

 

《県北の広域基幹病院として安全・安心を支援できる質の高い放射線画像情報を提供し、 信頼される診療放射線を目指します》

放射線科は、全診療科と連携し単純X線写真からCT、MRIなどの最先端検査を正確・迅速に対応しており、県北の急性期高度医療に欠かすことのできない画像診断の分野を担っています。 画像診断分野のほか、核医学検査や放射線治療においても、当科で行っています。さらに、2016年より県北地域唯一のPET/CT装置を導入しました。 画像の電子化であるPACSも導入されており、フィルムレス運用にて各医療装置から集約された画像データを一元管理し、24時間発信しています。

 

当科にある装置

一般撮影装置
7台
乳房撮影装置
1台
歯科専用装置
1台
透視検査装置
2台
CT検査装置
3台
MRI検査装置
2台
RI撮影装置
2台
結石破砕装置
1台
放射線治療装置
1台
血管撮影装置
3台
移動式一般撮影装置
7台
PET/CT装置
1台
骨密度測定装置
1台

 

診療放射線技師の認定資格

第一種放射線取扱主任者
7人
検診マンモグラフィ撮影認定放射線技師
3人
磁気共鳴専門技術者
3人
放射線管理士
3人
医療画像情報精度管理士
1人
医療情報技師
2人
放射線治療専門放射線技師
3人
Ⅹ線CT認定技師
7人
放射線治療品質管理士
2人
放射線ひばく相談員
2人
核医学専門技師
1人
医学物理士
1人
Ai認定放射線技師
1人

 

装置のご紹介

当科にある装置の中からCT及びMRI、2016年より導入したPET/CT装置について、紹介します。

X線CT検査室

X線CT装置とは、X線管球を回転させながら身体に照射することにより、身体を透過したX線の情報を360°方向から検出し、その情報をコンピュータで解析することで身体の輪切りの画像を得ることができる装置です。

X線CT装置を用いた検査は、緊急性に優れ、全身どこでも撮影することができるので、交通事故や脳卒中などの緊急度の高い検査に即応できるほか、外来の精密検査でもその性能を発揮しています。

比較的短時間で広範囲、かつ高精細な画像をより多く撮影できます。息止めが必要な検査では、10秒程度の息止めで胸部から骨盤まで一気に撮影できるため、患者さんの負担も大きく軽減されています。

この検査で表示できる画像は、身体の横断面だけでなく、さまざまな断面の画像や3D画像も容易に得ることができ、その後の診断や治療に非常に有用な検査となっています。

当院では、診断用CT装置2台と治療計画用CT装置1台が稼働しています。
診断用CT装置は2013年と2015年に導入した最新型64列マルチスライスCTの2台で検査を行っています。通常検査のほか、脳血管や大動脈、冠動脈などの3D撮影においてもより高精細に撮影できるようになりました。また、大腸CT検査やDual Energy撮影も対応可能となりました。

診断用 CT
  SOMATOM Definition Edge(SIEMENS)2013.11導入   SOMATOM Definition Edge(SIEMENS)2015.12導入
  SOMATOM Definition Edge(SIEMENS)
2013年11月導入
  SOMATOM Definition Edge(SIEMENS)
2015年12月導入
治療計画用 CT
  SOMATOM go.sim(SIEMENS)2021.9導入    
  SOMATOM go.sim(SIEMENS)
2021.9導入
   

 

MRI検査とは

強い磁石と特殊な電波の力により人体内部の構造を鮮明に見ることができる医療用画像診断装置です。頭部領域、整形外科領域、腹部領域、循環器領域などの全身部位の診断に有効です。X線撮影やCT検査のようにX線を使用せず、放射線による被ばくの心配がありません。

MRI装置について

当院では、3.0T(テスラ)と1.5Tの2台の装置が稼働しています。3.0Tは非常に強い磁場(磁気の力)を利用し、1.5T MRIに比べて高解像度で病変の描出が可能となります。

  Ingenia 1.5T(PHILIPS)2019年3月導入   Discovery750 3.0T(GEヘルスケア)2011年3月導入
  Ingenia 1.5T(PHILIPS)
2019年3月導入
  Discovery750 3.0T(GEヘルスケア)
2011年3月導入

MRI検査で得られる画像

MRI検査で得られる画像

PET/CT検査室

PET/CT検査は、「がん細胞は正常の細胞に比べて非常に多くのブドウ糖を消費する」という性質を利用して、ブドウ糖にフッ素18Fというごく微量の放射性同位元素を結合させた薬剤(FDG)を体内に注射し、撮像することによりがん細胞の位置や大きさ、進行の度合いを調べるものです。

PETとCTを同時に検査することが可能なため、一度に機能的な情報(PET画像)と解剖学的な情報(CT画像)とを得ることができ、病巣部の位置の特定などの正確な診断を行うことが可能となります。

臨床画像

 
   CT画像   PET画像   CT+PET画像
   
   PET画像MIP CT+PET画像  

今回導入したPET/CT装置(Biograph mCT:シーメンスヘルスケア株式会社製)は、最新鋭の高感度・高分解能の検出器を備えたPETと20列マルチスライスCTを融合しております。短時間で診断能の高い画像を得ることにより、受診される患者さんへの負担も少なく、有用な検査結果を提供することができます。

     
 

Biograph mCT(SIEMENS)2016.3月導入

「画像提供:シーメンスヘルスケア株式会社」

   

 

 


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